おことわり 
ホタルの捕獲者のある地域住民から、ホタルの発生情報をしない様、依頼がありました。「岐阜里山ホタル」からの情報を停止します。・・・
ホタルの飛び立ち
 ホタルのシーズン中、毎日ホタルを見ているのに乱舞に出会える日は、シーズンに一度あるか、ないか・・・そんなに、乱舞に出会えるものではありません。ホタル観賞に出かける前には、行き先の天候を調べてから出かけましょう。午前中に雨があがり蒸し暑く気温が25℃以上、湿度が90%以上、暗闇で無風の日が最適です。・・・そんは条件のいい日に出かけても、乱舞に出会えるとは限りません。

 最近ホタル観賞のマナーが以前より善くなりつつあり地域によってはホタル情報を出しているところも多くなってきました。
 ホタルの飛び交う地域では、お年寄りの、お休みになる時間が早いので早めに切り上げtましょう。

・現地へ着いてホタルの数が少なかったら歩いて移動しましょう。

 せっかく来たのにホタルが飛んでいない・・・そんなことを経験したことありませんか?・・・ところが数百m離れた所では、沢山舞っていることがよくあります。現地では、ホタルを見ながら歩いて移動することも上手な鑑賞の仕方です。

・行き先の天候を調べてからお出掛けください。
 ホタルは、次のような天候の日は、飛ぶ数が激減します。・・・下記のような日は、ホタル観賞を避けましょう。
1) 月明かりの日・・・(光の交信ができないから)
2) 気温や湿度の低い日・・・(肌寒いと感じる日)
3) 雨降の日・・・(ホタルを含む昆虫類は、雨降りにはあまり飛びません)
4) 風の強い日・・・(風で思うように飛べないから)

ホタル観賞の注意事項
・子どもさんは、大人と一緒に行きましょう。(子供同士でのホタル観賞に行かせないようにしましょう)
・ホタルを捕獲して持ち帰らないようにしましょう。羽化した成虫は餌も食べず7〜10日ほどの短い寿命です。
 ホタルが絶えないよう保護活動を続けていますます。
・犬と一緒の観賞はしないでください。犬を連れて行っても車の中で待たせるようにしつけましょう。
他の鑑賞者がフンを踏みつけ、いやな思いをされたことがありました。
・ホタルの捕獲を目的としてタモをもっている方を見かけることがありますが子供でもあってもタモの持込は禁止です。
・大きな声を出すと地域の方に迷惑をかけることは勿論ですがホタルが飛ばなくなります。・・・静かに観賞しましょう。

@車の置き場所について
1)緊急自動車の出動時に通行の妨げになる恐れのある場所には駐車しない。
2)地域の生活道路であり、通行や通り抜けできない状態になっているところがあります。
 ホタルの飛び交うのは山間の静かな地域で、道幅が狭く、ところどころに車1〜2台分のすれ違いする為のスペースが設けられています。その場所に駐車すると車のすれ違いができなくなり、時には数kmの渋滞になることもあります。

駐車してもいい場所か自ら判断し・・・停車中はエンジンを切りましょう。

A観賞場所周辺の「お手洗」(トイレ)について
 地域によっては、公共の施設のトイレを開放しているところやホタルの鑑賞時期に限り仮設トイレを設置するところがあります。
トイレの無いところが多いので鑑賞前には、飲食店やコンビニ、公共施設のトイレなどで済ませてから出かけ下さい。
公共施設のトイレを借りて汚したまま帰られたり、一般民家のトイレを借りる方も多いとか・・・情報発信している私どもへも怒りのメールが届いています。

B観賞時間について

 
ホタルは、周囲が暗くならないと飛び立ちません。午後8時頃から9時30分頃までが観賞に適しています。所によっては、9時ごろになると飛ばなくなることもあります。自らの判断で早目にお帰りになって下さい。・・・
 午前1時ごろ行ったけど一匹も飛んでいなかった。・・・とんでもない行為です。

 
遅くても午後9時30分頃までには帰路について下さい。守れないような身勝手な方は、ホタル鑑賞をしないで下さい。

Cゴミの持ち帰りに協力しましょう。
 そんなことは当たり前のことですが・・・それでもゴミを捨てるやからがいるから困っています。

Dホタルを鑑賞する時は禁煙しましょう。
 翌朝、タバコの吸殻が川や道路に落ちているのが見られます。
 掃除をすのは地域の人たちです。

E花火を上げたり、大きな声で騒がないようにしましょう。

F
車のライト・懐中電気・フラッシュなどの光をホタルが嫌います。ホタルは、発光をやめてします。

Gホタルの生息している農道への車の乗り入れに規制があるところがあります。

H田の畦、畑、敷地に無断で入らないようにしましょう。

Iホタルの舞うところは、足元が悪く危険な場所もあり注意しましょう。

J猪被害を防ぐため道路沿いや田畑の周囲に電柵を張って電気を流しています。
 
電柵に近づかないようにしましょう。


 その他の注意事項
・河川に沿ってコンクリートブロックを積み上げ、その上部に土を盛り上げて農道が造られています。そんな農道には、ガードレールやサクがありません。注意しましょう。
・豪雨になると河川は、増水することがあります。・・・高台にて観賞しましょう。
・崖下での観賞は、落石があり危険です。注意しましょう。
・マムシ(毒蛇)やムカデに注意しましょう。
岐阜県中濃や飛騨地方にはマムシが生息しています。田の畦、畑、草むら、薮の中などにはマムシやムカデがおりホタルが光っているからと、手を草むらの中へ入れないようにしましょう。
・服装は、ロングパンツ(長ズボン)を着てシューズを履き素肌を出さないようにしましょう。
・万が一、マムシにかまれたら、救急車で病院に行き治療をしましょう。

 持ち物
・懐中電灯やロープ(10m.)をお持ちになるといいでしょう。たとえ、懐中電灯をお持ちになってもホタルには向けないでください。ホタルに光を当てると発光をやめたり飛ばなくなることがあります。
・服装については(私の経験から)
 ホタル観賞するため白色のシャツで出かけました。その日は乱舞でしたが私の周囲(4〜5m)だけが光をともさなかったことを経験しています。しかし、車の通るところでは、反射ベルト等を着け安全面を考えるとどうかな?・・・自己責任で・・・

ロープ
安全ロープ


安全運転でお出かけ下さい。
ホタルの観賞場所は里山で道幅の狭い所もあります。譲り合う気持ちが大切です。