ヘイケボタル幼虫の餌

 ゲンジボタルやヘイケボタルの幼虫の餌は、カワニナなど巻貝が主な餌になります。幼虫の餌は、地方によって違いがあり何を捕食しているのか調べ、よそから持ち込むことなくその地方に生息している巻貝を繁殖させましょう。

@ 2匹のヘイケボタル幼虫がカワニナを捕食。
@ ヘイケボタル幼虫がカワニナを捕食

水槽内で繁殖しているカワニナと稚貝
A カワニナ、稚貝
A カワニナと稚貝

B 稚貝から7mm以下のカワニナ
 写真では、沢山のカワニナが見られますが約1mmの稚貝〜7mm以下の小さなカワニナを集めています。孵化した直後の幼虫の体長は約0.5mmです。大きなカワニナを与えても捕食することはできません。
B 稚貝から7mm以下のカワニナ

○孵化直後の幼虫に小さなカワニナを与えるとなぜいいのか?
1、稚貝を放しておくと水中に入った幼虫が早く捕食することができるからです。
2、ホタルの幼虫は、飢えには強く孵化してしばらく餌を食べなくても死ぬことはありません。しかし、孵化直後に捕食した幼虫と捕食できなかった幼虫とでは、9、10月になってから成長の差がつく。
※大量の稚貝を集めるには、カワニナを養殖して稚貝を産ませる方法があります。
その他、ホタルの生息していない川や水路で細かい網目のタモを使って採取する。