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1円硬貨と稚貝 | |||
ホタル幼虫の育ちが遅い、多くの幼虫が育たないなど経験されたことありませんか?・・孵化した直後(ホタル幼虫)の餌は、約1mm(ゴマ粒大)の稚貝を与えると、その後幼虫の成長と生存率に大きな違いのでることが分ってきました。・・・カワニナのページでも紹介しています。 川や水路で稚貝を採集するには、ジャガイモなどイモ類を薄く(スライス)切って水の中へ入れて置くと食み付くます。その他、カワニナを養殖して稚貝を産ませる方法などあります。 |
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稚貝を養殖する方法。 発泡スチロールの空き箱をカワニナ養殖用にリサイクルして沢山の稚貝をとることができます。 沢山の稚貝を産ませる方法。 ・容器は、発泡スチロールの空き箱を利用。40cm×31cm×17cm(高さ) ・大きな枯れ葉を1〜3枚敷きましょう。(稚貝の餌になりので採集する時、葉ごと持ち上げると簡単採れます) (朴の葉は大きくていいのですが、他の葉っぱでもかまいません) ・炭(木炭や竹)は殺菌効果があり、カワニナの病気を防ぎます。 @炭を育苗箱に取付ける。(10号の釣り糸で結ぶ) A炭が浮かないように石をのせる。 B束ねた水草(3〜4束)を入れる。(カワニナの餌になります) ・細かい泡のエアーストンで酸素を出す。 ・70匹のカワニナを放す。 ・フタの切る箇所(開け口)のしるしをつける。 Cカワニナが逃げないように水槽にフタをする。(フタは、カッタナイフで切っております) ・カワニナの餌は、腐敗しないものを与える。(カワニナの餌のページを参考にしましょう) ・餌の与え過ぎや糞など腐敗物を放置するとアンモニアガスが発生し稚貝を産まなくなったり死ぬ原因になります。 ・水温の低い時季は、一週間に2〜3回水槽の掃除をする。 その時、稚貝を採集しましょう。箱の底に入れた朴の葉は静かに取り出しましょう。 |
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@炭を育苗箱に取付る |
A石をのせましょう |
B束ねた水草 |
C容器にフタをします |
稚貝 水槽を室内に置き、70匹のカワニナから産まれる稚貝を12月から試験的に続けています。 水槽内に炭と水草を入れています。炭は、水の汚れを防いで、水草は、カワニナの餌になり、いい結果が現れています。 1月から2月中旬は水温が下がるため産まれる数は減ります。2月中旬以降は、産まれる数が多くなります。 @1円硬貨と稚貝約1mmを水槽から出して撮影しました。(3/1) Aは、@から15日後に確認した稚貝です。(3/16) Bは、Aから9日後に確認した稚貝です。この時期から水温が上がりカワニナも活発に餌を食べるようになり水が汚れます。早めに掃除をする。(3/25) Cは、Bから8日後に確認した稚貝です。(4/2) |
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@稚貝3月1日 |
A3月16日 |
B3月25日 |
C4月2日 |
Dは、Cから8日後に確認した稚貝です。(4/10) Eは、Dから5日後に確認した稚貝です。(4/15) Fは、Eから5日後に確認した稚貝です。(4/20) Gは、Fから5日後に確認した稚貝です。(4/25) |
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D4月10日 |
E4月15日 |
E4月20日 |
G4月25日 |
料理用のフルイを使い稚貝集め 発泡スチロールの空き箱で養殖した約1mmの稚貝を集めるにも手間がかかります。そこで、料理用のフルイ(網目0.5mm以下)を使い、簡単に稚貝を集めることができます。 水槽の底にたまる廃棄物やゴミ、稚貝などをフルイの中に入れて稚貝を網目に吸いつかせて採る方法です。 |
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大きな入れ物に水を入れフルイを沈めます。軽い廃棄物やゴミはフルイと一緒に沈まないので簡単に取り除くことができます。(沈むのが早すぎるとフルイいに吸い付いていた稚貝がはずれてフルイから出てしまいます。) 一度フルイにかけた廃棄物やゴミを、3,4回くり返し行います。 ・フルイによって沈む速度に違いがでます。・・・自ら判断しましょう。 ・フルイの網目より小さな稚貝は、網目をすり抜けます。すり抜けた稚貝はスポイドなどで吸い取りましょう。 |
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稚貝専用の水槽 発泡スチロールの空き箱で産ませた稚貝を集め水槽にに放しています。 |
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水が冷たい季節は、掃除が大変です。 餌は、朴の葉を3枚重ね3つに折りたたみ入れたり水草とジャガイモの皮を与えています。 水槽の掃除が大変ですので水が汚れないように注意しながら稚貝を産ませ育てましょう。 |