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○サナギ
サナギ床の湿度は70%前後が最適で、土の表面に霧を吹きかけ湿度の調節をしています。霧をかけ過ぎると土繭の内部まで水がしみ込みよくありません。蛹化してからは、蛹に霧をかけ過ぎないこと。乾燥することも禁物です。 |
土繭をつくらせる方法。
楕円形の穴に幼虫を入れるとその中で繭をつくります。
@幼虫が穴から出ない深さ2〜3pの楕円形の穴をつくる道具です。
右から楕円形の木型、内部を整える木型の先が丸くしています。土面を整える筆、不要なものを挟むセット。
A穴をつくる木型を土面におおよそ2〜3p土面にさしこみ木型の周りを水を付けた筆で固める。
B木型を抜いた穴。
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@道具
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A木型を差し込み筆で整える
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B木型を抜いた穴
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繭の口を小さくするための作業。
C穴の上部に棒を横に置く。
D棒の上に土を乗せ水を付けた筆で固める。
E棒を抜き穴の周りを整え穴の中へ幼虫を入れる。
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C穴の上部に棒を置く
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D穴を塞ぎ筆で整える
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E穴の完成、幼虫を入れる
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F幼虫を入れた穴の上に乾燥防ぐため、ラップを乗せ、その上にプラスチック板を乗せる。
Gさらにその上にコケをのせます。(乾燥防止と穴の内部を暗くするため)
H苔を取り除くと、穴を閉じる幼虫の口元が見える。
幼虫は、口から出した液と土を混ぜ土を押し付けて体を包み込むように繭をつくる。
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Fラップとプラスチック版を乗せる
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G穴の上にミズゴケをのせる
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H口を閉じる幼虫
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土繭をつくらせるための断面図です。
幼虫は、地表から2〜3pの浅い地面に潜り土繭をつくります。
土繭をつくらせるため、穴に幼虫を入れ、口には乾燥を防ぐためラップを貼り付け透明のプラスチック板を乗せ、その上乾燥を防ぎ暗くするためコケを乗せています。 |
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