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岐阜県下呂市久野川のモリアオガエルは、鯉の稚魚池や田んぼ上の樹の小枝や石カケ(石積み)などにソフトボール大の泡状卵塊を産んでいます。
一匹の雌に数匹のオスが絡み付きゼリー状の透明の液を後ろ足でかき混ぜ空気(酸素)を包み込み泡状になるのです。その中で卵を孵らせるカエルです。(写真は、約10cmのカエルです。)
モリアオガエルは、ソフトボール大の泡状に約400〜800個の卵を産み付けます。
泡状の中でオタマジャクシに孵り池や田んぼの水の中へ落ち水中生活が始まります。
久野川のモリアオガエルは、地域住民によって守られています。 |
池の樹上の、泡の中に卵を産みオタマジャクシに孵って(約7〜10日)水面へ落ち水中生活が始まる珍しい産卵方法です。
モリアオガエルの泡は粘り気があり、木の葉や枝をからめてつくり風がふいても落ちることはありません。泡に産み落とされた卵は、オタマジャクシに孵り池に落ちるのです。
@1匹のメスに数匹のオスが絡み合った産卵風景。画像提供者 「まるかりの里・久野川」 元管理人(故今井さん)
A枝に産み付けられた卵です。 |
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@産卵
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Aモリアオガエルの卵
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Bモリアオガエルの卵を約30cmの近距離から撮影したものです。
Cモリアオガエル(雌)、右前足に無数の卵をつけているので産卵の泡からぬけ出したことがわかります。 |
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Bモリアオガエルの卵
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Cモリアオガエル(雌)
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