草花の植木鉢をひっくり返すと小さなミミズやコガネムシの幼虫がいます。それらを使ってカエル釣りの方法で餌を与えます。その他には、ピンセットで餌をはさみカエルの口元で小刻みに振るって食べさせる方法もありますが、この方法はカエルがある程度慣れてからにします。
カエル釣りをするには、簡単な道具が必要です。(カエルに餌を与えるための道具です)
○用意する材料
・約25cmの竿:1本(竿は、短い方が扱いやすい)
・細い釣り糸:約10〜15cm(糸も短い方が正確にカエルの近くに餌を落とせます)
・針:カエルが餌に食いついたら針が抜けるよう、豆エフの針金を使って写真のような針を作りました。
1)この方法で数回与えたカエルは、餌を近くに投げると虫の動きを見て飛びつき食べるようになります。
2)注意することは、餌は、カエルの食べられる小さめの餌を与えましょう。
3)カエルが餌をくわえたら、餌から針が抜けるようにしないと警戒して次から食べてくれません。 |
@地面をはんでいる虫を食べるようになったら、釣具店でサシ虫(白サシ)を購入し与えることもできます。
・入れ物は、サシ虫が逃げ出しを防止のため、ネズミ反しになっている入れ物に入れましょう。
・餌の置く場所は、モリアオガエルは高いところに登る習性があり、・・・高いところからサシ虫の動きが見えるように置きましょう。
A垂直のガラスに張りつき休んでいます。休んでいる時は、腹の部分もガラスに張付いています。
B3匹のカエル。 |
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@餌のサシ虫(白サシ)
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Aガラスに張り付いているところ
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B3匹のカエル
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C石の上から虫の動くのを見張っています。物陰に隠れていても、サシ虫の動く音が聞こえるのでしょう。虫のいる方へ移動します。
Dサシ虫がサナギになり、羽化したばかりの動きのにぶいハエを食べ丸々太っています。
これからは、沢山の餌を食べ冬眠に備えなくてはなりません。しかし、自然界で大量の昆虫などを採取して与えるのは難しいので我が家の庭へ放しました。(9月8日午前9時ごろ)・・・その後、放した庭で餌を食べるのを確認しました。
Eモリアオガエルは、木の上で生活をするので、すでに、木の葉と保護色になって身を守っています。正午頃を最後に姿が見えなくなりました。
※天敵のヘビやトカゲ、オオクロスズメバチ、キイロスズメバチなどが餌を探しています。これからは、自ら身を守らなくてはなりません。 |
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C虫の見張り
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D正午頃の写真
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E木の葉と保護色になっています
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その後、飼育していた容器に一匹のモリアオガエルが残っているのを発見、引き続き餌を与え観察をしています。
餌は、アオムシ(モンシロチョウの幼虫)を与えています。その他では羽を取ったハエ、ハエ取りクモなどを与えるとよく食べます。
※カエルは食べた餌を吐き出すことがあり、胃袋を口から出し食べた物を吐き出します。 |